株式会社ディーエムシーのコラムをご覧になっていただきありがとうございます。
株式会社ディーエムシーの田中です。
本日は、改めてファクタリングについてお話をさせていただければと思います。
目次
ファクタリングとは?
ファクタリングとは、企業が保有する売掛債権(未回収の売上)をファクタリング会社に売却し、早期に資金を調達する手法です。通常、売掛金の回収には数十日から数ヶ月かかることが一般的ですが、ファクタリングを利用することで、資金繰りを改善し、運転資金の確保が容易になります。
ファクタリングの種類
ファクタリングには主に以下の2種類があります。
1. 二者間ファクタリング
利用企業(売掛金の所有者)とファクタリング会社の2社間で行われる取引です。売掛先(取引先)にはファクタリングの利用が通知されません。そのため、取引先との関係に影響を与える心配が少ないですが、手数料が高めになる傾向があります。
2. 三者間ファクタリング
利用企業、ファクタリング会社、売掛先の3社間で行われる取引です。売掛先の承認を得るため透明性が高く、手数料も比較的低く抑えられるメリットがありますが、売掛先に通知されるため、取引先の理解を得る必要があります。
ファクタリングのメリット
1. 資金繰りの改善
売掛金の回収を待つことなく、すぐに資金を調達できるため、キャッシュフローを円滑に保つことができます。
2. 借入ではないため負債にならない
ファクタリングは融資ではなく、売掛債権の売却であるため、財務上の負債として計上されません。そのため、銀行借入枠に影響を与えません。
3. 与信リスクの軽減
売掛金の回収リスクをファクタリング会社が引き受ける場合、取引先の未払いリスクを低減できます。
ファクタリングのデメリット
1. 手数料が発生する
ファクタリング会社の手数料がかかるため、売掛金の全額を受け取ることはできません。特に二者間ファクタリングでは手数料が高くなる傾向があります。
2. 信用力の低下につながる可能性
三者間ファクタリングを利用すると、取引先に通知されるため、資金繰りが厳しいと誤解されるリスクがあります。
ファクタリングを活用すべきケース
- 取引先の支払いサイトが長く、資金繰りに余裕がない
- 銀行融資が難しく、早急に資金が必要
- 売掛金の回収リスクを軽減したい
まとめ
ファクタリングは、企業の資金繰りを改善する有効な手段ですが、手数料や信用リスクなどのデメリットも考慮する必要があります。適切なタイミングと方法で利用することで、資金調達の選択肢として有効活用できるでしょう。
最後までご覧になっていただきありがとうございました。
今後ともディーエムシーを宜しくお願い致します。
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