株式会社ディーエムシーのコラムをご覧になっていただきありがとうございます。

株式会社ディーエムシーの田中です。

本日は、国はファクタリングを推奨してるのかについてお話をさせていただければと思います。

中小企業や個人事業主の資金調達手段としての位置づけ
ファクタリングとは、企業が保有する売掛金(未回収の請求書)をファクタリング会社に売却し、早期に資金化する仕組みです。銀行融資とは異なり、担保や保証人が不要で、比較的スピーディーに資金を確保できるため、中小企業や個人事業主の資金繰り対策として注目されています。

日本政府のスタンス

日本政府はファクタリングそのものを直接推奨しているわけではありません。しかし、中小企業庁や金融庁は適正なファクタリングの利用を促し、不適切な業者に対する注意喚起を行っています。

例えば、

  • 中小企業庁の取り組み
    • 「中小企業の資金調達支援策」の一環として、適正なファクタリングを活用することを推奨
    • 日本政策金融公庫や商工中金などの公的金融機関による支援策と併用する形での活用を提案
  • 金融庁の注意喚起
    • 「悪質なファクタリング業者への注意喚起」を実施
    • 高額な手数料を請求する違法業者や、貸金業と同様の違法行為を行う業者の排除

ファクタリングのメリットと注意点

メリット

  • 銀行融資よりも早く資金調達が可能
  • 売掛先の信用力によって審査が決まるため、資金調達がしやすい
  • 担保や保証人が不要

注意点

  • 手数料が高額なケースがある(特に2社間ファクタリングは30%~になることも)
  • 悪質業者による違法行為(実質的に高利貸しとなっているものも)
  • 売掛先の信用が重要(売掛金の回収が滞るとトラブルの原因になる)

国の支援策と併用すると安全

政府系金融機関の制度融資や助成金と組み合わせることで、安全かつ効果的に資金調達が可能です。

  • 日本政策金融公庫の融資
  • 商工中金の危機対応融資
  • 売掛債権担保融資保証制度(信用保証協会を活用)

結論:ファクタリングは国が推奨する資金調達手段の一つ

政府が直接ファクタリングを推奨しているわけではありませんが、中小企業庁や金融庁は適正な利用を促しています。一方で、悪質業者には注意が必要です。安全に資金調達するためには、公的支援制度と組み合わせることがポイントになります。

弊社には資金繰りのプロフェッショナルな人材が多く在籍しておりますので、
適正なファクタリングの利用以外にも、
その後の資金繰りについてもお力になれると思います。
何でもご相談くださいませ。

最後までご覧になっていただきありがとうございました。

今後ともディーエムシーを宜しくお願い致します。