いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。
株式会社ディーエムシーの田中です。

前回は、「電子記録債権はファクタリングできるのか?」というご質問にお答えし、
ファクタリングではなく「割引取引」として資金化する方法をご紹介しました。

今回はその続編として、実際にでんさいを割引利用する際の注意点や流れを、
より実務的な視点から解説いたします。


■ 割引利用の主な流れ(簡易なフロー)

  1. 電子記録債権(でんさい)の発生

  2. 割引業者(例:ディーエムシー)への相談・見積

  3. 金額・条件の確認後、割引契約を締結

  4. 記録機関(でんさいネット)での記録移転手続

  5. 所定の割引料控除後、資金を受領(即日〜数営業日以内)


■ 注意すべきポイント

  • 信用力の確認
     → 割引の可否は、債務者(支払企業)の信用力によって判断されます。
      信用情報に不安がある場合、割引が難しいことも。

  • 記録期間の確認
     → 割引対象とできる期間が限られる場合があります。
      (例:発生日から〇日以内であること等)

  • 支払期日と資金繰りのズレ
     → 早期現金化しても、実際の入金までに数日を要するケースもあるため、
      資金繰り計画は余裕を持って立てることが重要です。


■ 実務でよくあるご相談

  • 「でんさいの割引料はどれくらいかかるのか?」

  • 「複数の電子債権をまとめて資金化できる?」

  • 「債務者には知られずに割引できるの?」

→ こうした点も、弊社ディーエムシーではお客様の状況に応じて柔軟に対応いたします。
 簡単なヒアリングだけでも構いませんので、お気軽にご相談ください。


■ 最後に

電子記録債権は、手形や請求書ベースの売掛債権とは性質が異なるため、
実務での対応にも一定のノウハウが求められます。

「でんさいを早期資金化したいけど、何から始めればいいかわからない」
そんな場合は、ぜひ一度ご相談ください。

今後も、ディーエムシーでは実務に即した資金調達のヒントをお届けしてまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。