株式会社ディーエムシーのコラムをご覧になっていただきありがとうございます。
株式会社ディーエムシーの田中です。
本日は、違法ファクタリング業者の特徴と注意点についてお話をさせていただければと思います。
ファクタリングは貸金業ではありませんが、中には違法な取引を行う業者も存在します。違法業者は実質的に「ヤミ金融」と同じで、高額な手数料を取ったり、強引な取り立てをしたりすることが多いです。
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違法ファクタリング業者の特徴
① 異常に高い手数料を請求する
正規のファクタリング業者:手数料は 2社間で10~30%程度、3社間で2~10%程度
違法業者:50%~90% という高額な手数料を要求し、実質的な高利貸しになっている
例:売掛金100万円を売却すると…
- 正規業者 → 手数料10%(10万円)で90万円を受け取る
- 違法業者 → 手数料50%(50万円)で50万円しか受け取れない
手数料が極端に高い場合は要注意!
② 買取ではなく「返済」を求める(実質的な貸し付け)
正規のファクタリング業者:売掛債権を「買い取る」ため、売掛先が支払えなくても請求しない(ノンリコース取引)
違法業者:「買い取り」のはずが、売掛金の支払いが遅れると利用者に返済を迫る
違法業者の例
- 「売掛先が払わない場合は、あなたが支払ってください」
- 「毎月○○万円ずつ返済してください」
これは貸金業と同じで違法!ファクタリングではなくヤミ金融です!
③ 契約内容が不透明、説明がない
正規業者:契約前にしっかり説明し、書面も発行する
違法業者:契約書を渡さない・重要なことを説明しない・「とにかく契約を急がせる」
違法業者の例
- 「審査なしですぐ資金化できます!」
- 「契約書は後で渡します」
- 「詳細は聞かなくていいので、とりあえず申し込みましょう」
契約内容が不透明な業者は要注意!必ず契約書を確認!
④ 売掛先への強引な取り立てを行う
正規業者:売掛先が問題なく支払うのを待つ
違法業者:売掛先に脅迫的な取り立てをする
違法業者の例
- 売掛先に「今すぐ払え!」と直接連絡する
- 売掛先の会社に押しかける
- 支払いが遅れると利用者にも脅しをかける
売掛先に迷惑をかける業者は違法!
違法ファクタリングの典型的な手口
- 「審査なし」「即日現金化」を強調(簡単に資金調達できると勧誘)
- 契約を急がせる(内容の説明なしに契約させる)
- 異常に高い手数料を請求(50%以上取られることも)
- 売掛先が払えなかったら利用者に請求(本来のファクタリングではなく、実質的な貸付け)
- 強引な取り立て(売掛先や利用者に対する脅迫的な行為)
安全なファクタリング業者を選ぶポイント
手数料が適正(2社間で10~30%、3社間で2~10%)
契約書がある&内容をしっかり説明してくれる
「支払いが遅れたらあなたが負担」などの契約がない
金融庁・国民生活センターに苦情が出ていない
会社の所在地や運営者情報が明記されている
まとめ
違法ファクタリング業者の特徴
- 手数料が異常に高い(50%以上)
- 実質的な貸し付け(売掛先が払えないと利用者に請求)
- 契約書を出さない、内容を説明しない
- 強引な取り立てをする
安全な業者の見分け方
- 手数料が適正(2社間10~30%、3社間2~10%)
- 透明な契約内容&書面がしっかりある
- 売掛金の回収リスクを利用者に押し付けない
少しでも怪しいと思ったら、契約する前に慎重に確認しましょう!
最後までご覧になっていただきありがとうございました。
今後ともディーエムシーを宜しくお願い致します。
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