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事業資金調達のお手伝いをさせて頂いております、株式会社DMCでございます。

弊社が提供しておりますファクタリングによる資金調達は、借り入れとは違い売掛債権を譲渡して現金化するものです。

掛け取引を行う事業の中でも、特に親和性が強い業界に建設業があります。

仕事の受注方面と各種資材の購入など支払い方面で入出金の時期がズレることが多い建設業の方にとって、ファクタリングは最適な資金調達法と言えます。

弊社のお得意様にも建設業者の方が多く、今回は北海道で年商8億円の企業を率いる社長M様の事例を紹介させて頂きます。

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M様は会社を盛り立てた先々代のお孫さんにあたり、親子で代々の家業を引き継いでこられました。

建設業は請負の形で仕事を受注し、仕事の完成と引き換えにその対価を頂くことになります。

つまり完成させるまでは基本的に対価を頂けないため、仕事の遂行に必要な出費は自社持ちとなるわけです。

資材の手配にかかる出費や、仕事の一部を外注に出す場合もその支払いは自社持ちとなるため、そのための資金確保に苦労されることが多くなります。

M様が今回ご相談に来られた事案では、大型公共工事の一部を受注することができたものの、必要な資材の確保と内装や電気設備工事等にかかる外注費の確保が難しく、売掛債権の現金化をお願いできないかということでご相談を頂きました。

M様の会社は建物の建設全般を請け負いますが、内装等は専門の業者に委託するので、その費用を先払いしなければなりません。

全体の仕事が完成すれば、その対価は十分うま味があるのでそれまで資金的に焦げ付かないようにする必要があります。

社内留保資金として支出可能な800万円があるものの、試算では資材の購入と外注にかかる費用として約1800万円ほどが必用と判断されました。

つまり社内留保金を差し引いて約1千万円の不足を補う必要があります。

さっそくM様の会社が保有する売掛金を調査させて頂き、優良な売掛債権が複数ございましたので、この買い取りを提案させて頂きました。

当初は二社間取引を提案させて頂きましたが、手数料が下がることをお伝えすると、売掛先の合意が取れそうだということで、この手配をお任せし、無事に売掛先の承諾を得て三社間取引とすることができました。

売掛先三社分の債権合わせて1060万円分の売掛債権を手数料5%で買い取らせて頂き、1千万円余りの買取金をお支払いさせて頂いた次第です。

M様は業界内でも顔が利き信用も厚い方であったため、ファクタリングの利用を取引先に知られることについても特に支障はなかったようです。

むしろ最近は建設事業者の間ではファクタリングによる資金調達は当たり前のことになっているので、お互いに協力し合う雰囲気があるとのことでした。

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建設業界は重層下請け構造が深く定着していますし、請負形態であることから先んじて自腹を切る慣習がいわば当たり前の世界です。

皆さんこれが体に染みて分かっていますので、借り入れに頼らない債権譲渡による資金調達は普通のことと考えておられるようです。

多数の取引先を抱えるM様は入金と支払いサイトのズレの調整が大変だと嘆かれていましたが、今後もまたお願いすると思うからよろしく頼むよ、とお声がけを頂き、本件取引の終了となりました。

建設業以外にも、運輸や製造などファクタリングと親和性のある業態は多数ございます。

また特定の業種に限らず売掛債権があれば業種問わずにご利用いただけますので、資金調達が必用な際には弊社ファクタリングをご検討頂ければ幸いです。