こんにちは!株式会社DMCでございます。
弊社は売掛債権を買い取ることで企業様の資金調達を支援させて頂いております。
多くの事業者様とお付き合いをさせて頂いておりますが、今回は都内で運送業を営むA社様とのお取引につき、事例掲載の承諾を頂けましたので紹介させて頂きます。
A社は年商8000万円ほどを売り上げがあり、従業員も数十名を抱える準大手の企業様です。
運送業は建設業などと同じく自社の支払と売掛金の回収サイトに開きが出やすい業界のためファクタリングとの相性が良く、弊社も運送業界に多くの顧客を抱えております。
A社様とは今回初のお取引となりましたが、先般社長様からご連絡を頂き、なんでも同業他社の社長様からファクタリング話を聞き、お電話を頂いたとのこと。
弊社にお越しいただいた際に聞いてみますと、助言を頂いた相手社長様も弊社とのお付き合いがあった方でした。
運送業界では同業他社はライバル関係にもなり得ますが、物流を担う上ではテリトリーを融通しあい協力しながら仕事をするということもあるそうです。
今回A社に生じた資金需要の詳細を伺いますと、新しく輸送の拠点を築き事業範囲の拡大をするための資金が必要とのことでした。
A社は東京都内にいくつか配送の拠点を持ち、都内及び近郊の都市部を主にテリトリーとしていますが、長距離輸送も他方で手掛けており、こちらの業務範囲を拡大できる取引話があったそうです。
昨今はコロナの影響もあってか物流・配送の需要は高まりを見せており、今回の話を大きなチャンスとお考えになったようです。
そこで話のあった取引に対応するため、新たに別県に拠点を一つ儲け、トラックや人員の手配をするために必要な資金を見積もったところ、およそ600万円ほどの資金が必要と判断されました。
すぐに用意できる手元の資金は約300万円で、残りの半額の調達を試みましたが銀行の融資は担保が抵当割れを起こしてしまい新たな融資は難しいと却下されてしまいました。
ノンバンクに相談したところ第三者保証なしのプランは難しく、抵当に入れられる担保もないためどうしようかと悩んでいたところ、先の同業社長様にアドバイスを頂き、弊社にご相談頂いたという次第です。
早速必要資金を満たせるようにA社が保有する売掛債権を精査したところ、買取可能な債権が数社分判明しました。
今回は4社分の売掛債権合わせて360万円を手数料15%で買い取らせて頂き、306万円を買い取り代金としてA社にお支払い致しました。
早期に売掛債権を現金化し資金調達を果たしたA社は、想定通りに新たな物流拠点を設け、新規の販路拡大を無事に成功させることができました。
その後A社社長様と世間話をさせて頂く機会があったのですが、初めてのファクタリングに臨んだ感想を伺ったとき、初めは正直なところ不安もあったそうです。
借り入れ以外の資金調達は初めてだったことと、ファクタリング自体詳しい仕組みを理解していなかったので、何かトラブルになるのではないかとの不安もあったと話されていました。
実際にはむしろファクタリングは仕組みとしてそれほど複雑ではなく、返済も不要なため今後の資金計画も立てやすいことが分かったので、機会があればまた利用したいとお話しされていました。
他者の資金に頼ることなく、自社が有する財源の範囲で資金調達が可能なファクタリングは経理・財務的にも見栄えが悪くなることがなく、上手に活用すればピンチを脱したり、今回のようにチャンスを掴む手助けとなります。
運送業だけでなく、売掛債権があればどんな企業様でもご利用頂けますので、資金需要が生じた際にはぜひご検討頂ければ幸いです。
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