株式会社ディーエムシーのコラムをご覧になっていただきありがとうございます。

株式会社ディーエムシーの田中です。

本日は、ファクタリングと手形割引の違いについてお話をさせていただければと思います。

「ファクタリング」と「手形割引」は、どちらも将来受け取る予定の債権を現金化して、資金繰りを良くする手段ですが、使われる対象や仕組みに違いがあります。

✅ まとめ

項目 ファクタリング 手形割引
対象となる債権 売掛金(請求書ベースの債権) 約束手形(紙や電子の支払約束)
債権の形態 請求書や契約書に基づく債権 手形という証券形式の支払約束
現金化の方法 ファクタリング会社に債権を売却する 銀行に手形を買い取ってもらう(割り引く)
取引先の通知 通知あり(2社間 or 3社間) 基本的に通知なし
不渡りリスク 3社間ならファクタリング会社が負担 手形の振出人が不渡りを起こすと債務者が責任
資金化スピード 比較的早い 比較的早い
手数料/利息 手数料制(債権額に対して数%〜) 金利制(割引料として年利で計算)

🔍 もう少し詳しく説明すると…

◆ ファクタリング

  • 企業が請求書などの売掛債権をファクタリング会社に売却し、現金化。

  • 取引先が倒産しても、ファクタリング会社がリスクを負う(3社間の場合)

  • 売掛金の額に応じて、手数料が差し引かれて入金される。

  • 「手形がない」場合でも利用できる

◆ 手形割引

  • 支払い期日前の手形を、銀行などに買い取ってもらう(=「割り引く」)。

  • 買い取ってもらう代わりに、利息分(割引料)を引かれる

  • 手形の振出人(=取引先)が支払不能になった場合、自分が弁済しなければならない(償還請求)。

  • 基本的に、手形が必要


✅ どっちを使うかは?

こんなときは… おすすめ
請求書しかない取引 ファクタリング
手形でもらってるけど、現金が必要 手形割引
リスクをできるだけ避けたい 3社間ファクタリング
金利が低い 手形割引

最後までご覧になっていただきありがとうございました。

弊社はファクタリング以外にも、
手形割引のご相談も受けれますのでご興味のある方は
ぜひ気軽にお問い合わせください。

今後ともディーエムシーを宜しくお願い致します。